こんにちは。今回は山形県小国町にある民宿をご紹介いたします。
小国町は、面積の9割が森林という自然の町。
民宿「越後屋」のある小玉川地区は、昔から「マタギの里」として有名なマタギ文化が残っている集落です。
現役のマタギとしても活躍する親子が営む「越後屋」では、豊かな「山の幸」、「川の幸」を楽しむことができるので自然が好きな人や、マタギ文化に触れたい方におすすめの宿です。
越後屋とは
飯豊連峰の麓で、家族で営む民宿です。
お昼には、そば・うどん・岩魚・山菜・熊料理の食事処としても営業しています。
岩魚のルイベや熊の手そばなど、ユニークな料理が楽しめます。
小国町は積雪が4メートルを超す豪雪地帯。冬季限定で、高さ8~10メートル、直径25メートルの巨大かまくらを作り、雪で作ったイスやテーブルで食事をすることもできます。
巨大なかまくらや10万円の熊の手そばなど、ここでしかできない体験を楽しめる宿として、沢山のテレビ番組で紹介されている話題の民宿です。
越後屋へのアクセス
JR小国駅から玉川渓流に沿って車で走ること25分、大きい看板が見えてきます。
こちらの看板は店主がご自身で書かれたそうです。なんとも味のある素敵な看板。
お店の入口に入ろうとすると、何やら足元に白い模様が描かれてることに気がつきました。
なんと、お店の入口から熊の足跡が続いているようです!この可愛らしい足跡はどこに続いているのか、追ってみると、、、
足跡の先には、「仙台 128km」「山形 68km」「飯豊山」など地名とお店からの距離が描かれていました。
よく見ると、お店の看板の下の営業中の看板にも足跡が描いてありました。
遊び心のある演出に心が踊りますね。
越後屋の過ごし方
チェックインそして室内へ
1階の扉からお店に入りチェックインを行います。客室に行くには一度店舗の外に出て、店舗の右側に回り込み、こちらの扉から入るようです。
入口ではカメムシがお出迎え。
※自然豊かな土地のため沢山のカメムシがいます(取材は10月下旬に行いました)。苦手な方は時期をずらして伺う方が良いかもしれません。
建物に入ると1本の廊下があり、宿泊する部屋や、お風呂、トイレがこの階にあります。
取材時は二部屋用意して頂きました。
どちらも和室で、テレビ、テーブル、暖房器具があります。
部屋の窓から沢山の木々が見えます。自然の中に宿泊するって気持ちがいいですね。
個人的には、廊下の奥にある窓から見る景色が素敵でした。お気に入りの自分だけのビュースポットを探してみてください。
お風呂。その名も「でべその湯」
こちらがお風呂です。名前は「でべその湯」と言います。
窓から見える山の名前が「でべそ山」なんですって。
更衣室にはドライヤーが設置されています。浴槽は2人〜3人で入ることができる広さ。
湯温は夏は38℃、冬は42℃前後に設定されています。
リンスインシャンプーとボディーウォッシュが設置されていました。
お待ちかねの夕食タイム
見てください。壁に…クマが…!!
こちらは実際にマタギの方がしとめた本物のクマの毛皮だそうです。
マタギの宿らしさを感じるこちらの会場で夕食をいただきました。
夕食には、店主が採ってきた山菜や地元で養殖している岩魚を使った料理が並びます。
お米はこちらのジャーから盛ることができますが、沢山のメニューが並ぶ夕食のため、小食の方は料理を食べ進め、余裕がある時に食べると良いと思います。
岩魚のルイベ
ルイベとは、魚を冷凍させて、解凍させないまま刺身にして食べる北海道の郷土料理です。食べ始めは、シャリシャリとした食感、そこから口の中の熱で徐々に溶け、魚の風味が口の中に広がります。美味しい新体験でした。是非、食べて頂きたい料理です。
うどん
うどんには、ハートの形のうどんが入っていました。遊び心のあるお料理に食事の会話も弾みますね。
柿くるみ
最後にデザートの「柿くるみ」を頂きました。
店主の家に生っている渋柿を1個1個手で皮をむき中をくり抜いて、山から採ってきたクルミをソースにして中に入れ凍らせたものです。
こちらも食べる時には半解凍シャーベット状態で頂きます。
小国町は雪深い地域のため、冬のための保存食として、冷凍の料理が根付いているのでしょうか?初めて食べる料理も多く、大満足の夕食でした。
新鮮な空気を吸いに朝散歩へ
朝起きると、とても気持ちの良い天気だったので散歩に出かけることにしました。
お店の目の前の景色をパシャリ
この景色を見て自然に囲まれた民宿に宿泊したんだと実感しました。
見渡す限りの自然に癒されながら、歩いていきます。
道端に大きな栗が落ちていて、秋を感じます。
少し歩くと、何か建物が見えてきました。
あれ、赤い服の人と、黄色の服の人がいる?と思い近づくと、、、なんと猟銃のレプリカを持ったマネキン!
こちらの施設はマタギの館というお食事処でした。
あまり散歩をしない私ですが、そんな私でも散歩がしたくなるような自然に溢れた小国町。
車を走らせると、木々や渓流などさらに自然を感じることができる場所もあるので、是非巡ってみて下さい。
山の恵みを味わう朝食
目玉焼きやキノコのお味噌汁など朝食メニューが並んでいます。
わらびのおひたしもありました。地元の山菜を頂くことができるのは嬉しいですね。
品数が多く楽しい朝食でした!ご馳走さま。
その他のポイント
10万円の熊の手そばが食べられるお食事処
お昼は食事処としても営業していて山菜料理や川魚料理、うどんや蕎麦などを味わうことができます。
■営業時間
11:00〜16:00
年中無休(冠婚葬祭以外)
マタギの宿ならではの物販
マタギの宿ならではの、テンやタヌキの帽子やエリマキがありました。
店主に確認したところ、帽子を試着しても良いとのことだったので、試着させて頂きました。
人生で一番高い帽子をかぶったと思います。毛並みがふわふわで気持ちの良い肌ざわりでした。
※試着したい方は、お店の方に確認を取ってから試着を行ってください。
越後屋の宿泊設備
■設備、アメニティ
お部屋には、ゆかた・タオル・使い捨て歯ブラシセットが準備されています。
また全自動ウォシュレットのトイレが、2階客室に3つ、1階食事処に2つ設置されていました。
※ドライヤーは部屋にはなく、お風呂に1つあります。
■必要があれば持参するもの
歯ブラシセット(使い捨ての歯ブラシセットが苦手な人)
ドライヤー(自分の部屋でドライヤーを使いたい人)
■その他
10月下旬に取材に伺いましたが、室内にもカメムシがいました。苦手な方は時期をずらすなどを検討してみてください。
越後屋の宿泊プラン
1泊2食付き宿泊プラン
7,210~/1名
チェックイン16:00
チェックアウト9:30
部屋数3部屋 定員10名
駐車場:15台分
※+1,000円、+2,000円で料理の品数を増やすことができます。
まとめ
今回は、マタギの宿をご紹介いたしました。
小国町は、面積の9割が森林という自然の町。民宿「越後屋」のある小玉川地区は、昔から「マタギの里」としてマタギ文化が残っている集落です。
現役のマタギとして活躍する親子が営む「越後屋」では、豊かな「山の幸」、「川の幸」を楽しむことができます。
自然が好きな人や、マタギ文化に触れたい方におすすめの宿です。是非体験をしてみてはいかがでしょうか。
店名 | 越後屋 (えちごや) |
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住所 | 山形県西置賜郡小国町小玉川456 |
交通手段 | 国道113号線から車で約20分 |
営業時間 |
■営業時間 ■定休日 |
越後屋の公式Webサイト | http://geo.d51498.com/etigoya_kuma/index.html 宿泊予約サイトには掲載されていない店舗のため、ご予約などのお問い合わせは電話かメールにてお願いいたします。 |
メール | etigoya_kuma@yahoo.co.jp |
電話 | 0238−64‐2430 |