こんにちは。先日DMC天童温泉さんが企画する「天童ラ・フレンチツアー 〜生産者・醸造家・シェフ夢の饗宴〜」というツアーに参加してきました。
・ラ・フランスについて知り
・ラ・フランスを飲み
・ラ・フランスを食べる
という、ラ・フランス好きにはたまならないツアー。
5組限定とすることで参加者同士や企画者、生産者の方々とコミュニケーション機会が増え、あったかく一体感のある場になりました。
山形旅行を検討されている方の参考になればと、このツアーを紹介させていただきます。
天童ラ・フレンチツアー 〜生産者・醸造家・シェフ夢の饗宴〜 とは
DMC天童温泉さん企画のツアーでラ・フランスの物語を知り、ラ・フランスを使用したクラフトビールとフレンチディナーを楽しむツアーです。
まるつね果樹園の結城さんが育てたラ・フランスを使用し、Brewlab.108の加藤さんがクラフトビール、そして山形フレンチ シェ・ボンの小松さんがフレンチディナーをご馳走してくれます。
また参加者をあえて5組限定にすることでツアーとしての一体感を醸成するという目的もあります。
ツアー企画会社 DMC天童温泉
DMC天童温泉は2017年1月に天童温泉の旅館経営者たちによって設立された会社です。
天童温泉を起点に地域と連携し、山形の魅力を体験できる面白いツアーを企画されています。
DMC天童温泉さんのWebサイトでは山形の魅力を切り取った素敵な写真や最新ツアーが掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。
DMC天童温泉の想い
https://www.tendodays.com/about/
ツアーの感想
ほんとうに…本当に楽しかった。
ラ・フランスが美味しかったのはもちろん、
まるつね果樹園さん、Brewlab.108さん、山形フレンチ シェ・ボンさんそれぞれの想いや知識を教えてもらうことができ勉強になりました。
特に「ツアーの一体感」が最高。
参加者や生産者の方々とたくさんお話ができてとにかくあたたかく・楽しいツアーでした。
体験レポート
さて、ここからはツアーの様子を写真と共に紹介したいと思います。どんなツアーだったのかイメージをつかみ、参考にしていただけると嬉しいです。
タイムテーブル
天童ラ・フレンチツアー 〜生産者・醸造家・シェフ夢の饗宴〜のタイムテーブルです。
今回は3箇所をまわり、ラ・フランスの魅力を体験してきます。
16:00:天童温泉ほほえみの宿滝の湯から出発
16:10:まるつね果樹園の生ラ・フランスと生産物語
17:00:ブリューラボ108のクラフトビールと醸造物語
18:00:シェ・ボンにてラ・フランスを使ったシェフおまかせフレンチディナーコース
20:00:天童温泉ほほえみの宿滝の湯 解散
16:00 天童温泉ほほえみの宿滝の湯から出発
滝の湯からバスで移動します。
ツアーメンバーは参加者10名(5組×2人)とDMC天童温泉の案内人さん2名です。どんなツアーになるかワクワク。
バスに乗り、ツアーのしおりをいただきました。ラ・フランス色で切り抜きがかわいい。
内容はこんなかんじ。タイムテーブルを「本日のメニュー」と言い換えていたり、手触りのよい紙が使われていたりと細かなサプライズが嬉しいです。
ちなみにこの日はものすんごく天気が良くてツアー日和でした。
しおりを太陽にかざすとラ・フランスが浮き出てきて、冒険感が出てきます。わかる人にはわかる。
16:10 まるつね果樹園の生ラ・フランスと生産物語
まるつね果樹園の結城さんにラ・フランスの物語を聞きます。
結城さんは元々会社員でしたが、家族と長くいられるようにとライフワークバランスを考えご実家を継いで就農をされたとのこと。
まずはラ・フランスの食べ頃について教えてもらいました。
ラ・フランスは熟しても色が変わらないため、食べ頃を判断するのが難しいと言われているのですが「軸がしおれて、周りにシワができたら」食べ頃とのことです。
熟す前に食べると甘い大根になっちゃうと聞き、僕も何度か食べたことあるなとフラッシュバックしました。
ラ・フランスはボコボコとした形が愛くるしいです。ちなみにLAFRANのロゴにもなっています。
食べ頃のラ・フランスをいただきました。噛んだ瞬間、芳醇な香りと甘さが押し寄せてきます。
■出荷前に行う「追熟」について
ラ・フランスを出荷する前に最低7日間以上、冷蔵庫に保管する「追熟」という工程を踏みます。収穫したラ・フランスは熟度がバラバラなのですが、追熟をするとそれが均等になるそうです。
山形のラ・フランスは「クオリティを担保するため」毎年、ある機関が収穫時期を計算し発表しているとのこと。
山形県全体で足並みを揃えクオリティを担保することで、県外のみなさんに「山形県のラ・フランスは美味しい」と思ってもらえるんですね。
また虫食い穴があいているものは出荷できないとのこと。
虫よ、、どうせなら1つのラ・フランスに集まってくれ。
まるつね果樹園の結城さんからラ・フランスのことをたくさん教えていただきました。山形で生まれ育ったのですが、追熟や食べ頃を知らなかったのでとても勉強になりました。
バスで移動中、しおりのラ・フランスはそれぞれ違った形という話を聞きました。世界に1つだけの自分用しおりと聞くと大切にしようと思います。
17:00 ブリューラボ108のクラフトビールと醸造物語
天童タワーに到着。
ここではクラフトビールについて話を聞きます。
ブリューラボ108の加藤さん。
加藤さんは平日会社員、週末醸造家の二刀流をされています。
ウェルカムビールとして山形県の県花「紅花」を使用したクラフトビールをいただきました。爽やかな味わいですごく美味しい。
このクラフトビールに使用している紅花は加藤さんが自ら栽培しているとのこと。
紅花には独特の強い香りがあるので試行錯誤をして、完熟梅を少し入れることで飲みやすくしているようです。そのためほのかに梅の風味もします。
加藤さんは仕事でサウジアラビアに2年6ヶ月滞在していて、宗教の関係でお酒を禁じられていたため帰国したら絶対にビールをつくると強い決意をしたそうです。
2016年に山形移住。そして月山ビールで修行してから独立したとのこと。こんなにもビールへの情熱が詰まったブリューラボ108のクラフトビールをぜひお試しください!
#ビールで明日を幸せに
ちなみに天童タワーではブリューラボ108のビールを買うことができます。時期によって販売しているビールが変わるのでぜひ足を運んでみてください。
そしてこの後!
フレンチディナーを食べながら、加藤さんが作ってくれた出来立ての「生ラ・フランスビール」をいただきます。
18:00 シェ・ボンにてラ・フランスを使ったシェフおまかせフレンチディナーコース
フレンチディナーを食べに山形フレンチシェ・ボンさんに到着。
シェ・ボンさんでは山形の食材を使用したフレンチを食べることができ、今夜はスペシャルディナーとしてラ・フランスを使用したコース料理をいただきます。
この瞬間のために、お昼を抜いたので空腹が限界に。
こちらがブリューラボ108加藤さんが作ってきてくれた出来立ての生ラ・フランスビール!
光の関係でわかりにくいですが、白っぽい色をしています。早く飲みたい。
と、その前に。
本日のコース料理です。全てのメニューにラ・フランスが使われていて楽しみ
■今夜のコース料理
・さくらんぼ鶏のルーロー、デュロック豚のパテ・ド・カンパーニュ、ラ・フランスと粒マスタードソース
・ラ・フランスのマリネと24ヶ月熟成生ハム、ラ・フランスのソテーと2種類の真鯛
・ラ・フランスと甚五右エ門芋のグラチネ
・ラ・フランスの冷製スープ
・山形牛の真空調理と赤ワイン煮込みラ・フランスのソース
or
・オマール海老のソテーラ・フランスのソース
・ラ・フランスコンポートのタルトとバニラアイス
待ちに待った乾杯。
優しい甘さでラ・フランスの香りがします。そしてすごく飲みやすい。できたてのクラフトビールを飲むのは初めてで特別感があります。
おかわり自由だったので4杯ほどいただいちゃいました笑
1皿目
さくらんぼ鶏のルーロー
デュロック豚のパテ・ド・カンパーニュ
ラ・フランスと粒マスタードソース
1皿目はソースにラ・フランスが使われている料理。
ルーローはくるくると巻いた料理につける名前で、パテ・ド・カンパーニュは豚肉やレバーをミンチにして型に詰め焼きあげる料理らしいです。
お肉のしょっぱさとラ・フランスの甘さ、そして粒マスタードの酸味がマッチして美味しい!
2皿目
ラ・フランスのマリネと24ヶ月熟成生ハム
ラ・フランスのソテーと2種類の真鯛
次は生ハムと魚介をラ・フランスと食べます。
移動中にラ・フランスと生ハムは相性がよいという話をきいていたので、早速食べられて嬉しい。
うん、聞いていた通りに合います!
真鯛とラ・フランスももちろん合います。
ラ・フランスのように香りと甘さが強い果物ががいろんな食材とあうだなんで感動です。
3皿目
ラ・フランスと甚五右エ門芋のグラチネ
お次はラ・フランスと甚五右エ門芋(里芋)をホワイトソースに絡めたグラタンのような料理。
甚五右エ門芋は最上地域の伝承野菜です。
普通の里芋よりもずっしりとしていて味もしっかりしています。こちらも美味しい!
店内ではお店で使用されている食材の生産者を知ることができます。地元の食材を使用した美味しい料理が食べられるのはなんだか幸せです。
4皿目
ラ・フランスの冷製スープ
お次はラ・フランスを冷製ポタージュにしたものに、カリカリに焼いたベーコンが乗ったスープ。
甘めで果汁感のあるスープにベーコンのスモーキーな風味としょっぱさとよく合います!
5皿目(選択制)
山形牛の真空調理と赤ワイン煮込み
ラ・フランスのソース
メインディッシュのお肉料理、ソースにラ・フランスが使われています。
ナイフでかんたんに切れるほど煮込まれた山形牛。すごく美味しそうでした。
ほかほかの白米にのせて食べたい〜。
5皿目(選択制)
オマール海老のソテー
ラ・フランスのソース
僕が選択したのはオマール海老のソテー。
すみませんこちら。
気づいたらなくなっていたので、写真はこれだけしかないです。すみません。
6皿目
ラ・フランスコンポートのタルトとバニラアイス
コース料理最後のデザートです。
ラ・フランスコンポートのタルトとバニラアイスなんて美味しいにきまってるんです。
豆知識として、僕はご飯食べたあとは甘い口で終わりたい派です。
オーナーシェフの小松さん。東京やフランス・パリで修行した後、故郷の山形に戻ってきて独立されたとのこと。
こんな美味しい料理を作れる方が山形でお店を開いてくれて嬉しい限りです。ランチ営業もされているようなので、今度行ってみたいと思います。
DMC天童温泉が企画するツアー
①もう一つの山寺を地元ガイドと巡る峯の浦瞑想ハイキングツアー
山形の観光地として有名な山寺のさらに奥地にある峯の浦。ここを山寺専属ガイドの案内を聞きながらハイキングするアドベンチャーツアーです。峯の浦の全行程を約2時間でめぐる満喫のロングコースです。
【こんな人におすすめ】
①自然を愛するアクティブな人
②山寺の歴史に興味がある人
③ディープな山形旅行を楽しみたい
期間:2023年5/6(土)〜11/30(木)
金額:5,000円(税込)
■詳細はこちら
https://www.tendodays.com/tour/urayamadera/
②めぐルメ2023 -山寺から天童温泉まで山形の食と酒を味わうもぐもぐウォーク-
【予約について】
予約開始は、8月中旬頃には開始できるように準備を進めているそうです!
山寺から天童温泉までの約10km、8箇所のポイントで山形の食と酒を味わいながらめぐるウォーキングイベントです。
本イベントの醍醐味である3要素【あるく・あじわう・いやされる】を通じて、山形の風土を感じていただきます。
所要時間:〜4時間
日程:2023年10月28日(土)
金額:料金未定、調整中。
■詳細はこちら
https://www.tendodays.com/tour/megourmet/
③天童温泉から直行で行く、銀山温泉Twilight Trip
【予約について】
2023年の予約開始時期は調整中とのことです!
千と千尋の神隠しのモデルとなったと言われる銀山温泉。
雪と街灯、そして大正時代に建築された建物はどこか懐かしくホッとする気持ちにさせてくれます。
冬の山形に来たからには、銀山温泉街を歩いてみてはいかがでしょうか?
所要時間:〜4時間
日程:現在調整中
金額:5,000円(税込)
■詳細はこちら
https://www.tendodays.com/tour/ginzan-twilighttrip/
まとめ
冒頭にも書いていますが、ほんとに満足度の高いツアーでした。
ラ・フランスに関わる方々のお話を聞いた後に食べると、より美味しく感じますし、ラ・フランスがもっと好きになりました。
今回のツアーを企画していただいたDMC天童温泉さん、本当にありがとうございます。また別のツアーにも参加させていただきますのでその際はよろしくお願いいたします!
■お世話になったみなさま
まるつね果樹園
https://marutsunefarm.com/
ブリューラボ108
https://www.facebook.com/people/Brewlab108
山形フレンチシェ・ボン
https://ja-jp.facebook.com/chezbon.yamagata/